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施術・治療皮膚腫瘍治療
鼻翼部の皮膚腫瘍切除
顔面の中でも、鼻から頬部にかけての皮膚のできものは、顔面の中でも切除方法を考えないといけない部分であります☺️
なぜかというと、
皮膚に余裕がなく、切除後、鼻の形が変わらないよう、コスメティックな考慮が必要であるためです。
今回の症例は70代の方で、だいぶ前からできものがあったようですが、
特に受診はせず様子をみていたようです。
少しずつサイズアップがあるため、当院を受診されました。
- 施術前
診察にて、疣贅を疑い、腫瘍の大きさからメスにて切除することとしました。
もしも悪性腫瘍を疑った場合は、皮膚生検をし、悪性腫瘍と診断された場合は
腫瘍切除+皮弁形成術を考慮します。
本症例は、鼻翼部と頬部の境にきずが重なり、きずが目立たないようにデザインをし
メスにて腫瘍を切除し丁寧に皮膚縫合を行いました☺️
組織結果は尋常性疣贅(いぼ)でした。
- 施術後1ヶ月
きずあとも目立たず、気になっていた皮膚腫瘍もなくなり、
とても喜んで下さいました☺️👍。
形成外科は、ただできものを取るのではなく、できるだけ目立たなく、綺麗に治療をすることができます。
顔のできもので気になられている方は、外来にお越しください☺️
施術・治療皮膚腫瘍治療
眼瞼黄色腫の治療について
眼瞼黄色腫とは、主に中年以降の方の上・下まぶたの鼻寄りの部分に出現する平たく盛り上がった黄白色調の腫瘍です。
真皮に脂質が溜まることで起こりますが、血液中の脂質の量は正常である場合も多く、詳しい原因は分かっていません。
症状は特にありませんが、徐々に大きくなるため受診される方が多いです。
治療としては、レーザー治療でやられる先生もいますが、黄色腫は意外と深い層にあり完全にとりきれず、その後きずの赤みも長期続くイメージがあるため、メスでの外科的切除をおすすめしています。
腫瘍ぎりぎりの大きさで切除します。その後は縫った傷がまぶたのシワの方向に沿うように注意しながら、丁寧に縫合します。
傷の部分も直後は少々赤みがありますが、時間とともに白くなり、最終的にはほとんど目立たなくなります。
下の写真は、両側上眼瞼黄色腫の症例です。
- 施術前
左は1回で完全切除可能と判断しましたが、右は腫瘍が大きく、切り取った後をそのまま縫ったのではまぶたの引きつれを起こす可能性が高いため、2回に分けて腫瘍を切除しました。
1回目は腫瘍の2/3を切除し、約半年して皮膚のゆるみがでてきた段階で全切除しました。
- 施術後
まぶたの形も不自然でなく、きずもきれいでとても喜んでくださいました‼️
腫瘍の大きさはさまざまであり、どのように切除しようかと考えて治療するのも、形成外科医の経験が左右するところだと思っています☺️
愛媛県新居浜市江口町4-2
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- 診療科目形成外科 / 美容皮膚科 / 美容外科