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施術・治療 2024.5.29
熱傷(やけど)の治療について
やけどをしたら、第一に患部をすぐ冷却することです。
最初の冷却が不十分ですと、軽く済むはずのやけどが深くなり、治りが悪く痕が残ってしまう可能性があります。
水道に直行して、衣服の上からでも流水で15分から30分冷却します。
水道水がない場合や、保冷剤をハンカチなどでくるんだものを使用してください。
やけどは、皮膚へのダメージの程度に応じて大きく3段階(Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度)に分かれます。受傷直後の程度判定は困難なケースが多く、数日経過してからはっきりする場合がほとんどです。
そのため当院では、連日受診し熱傷の状態をチェックし、適切に判断し治療を進めます。
下の症例は、1歳のお子さんで熱湯で右手中指と薬指をやけどしました。
お近くの病院を受診し経過をみていたようですが、途中で通院を自己判断で中止していたようです。
その後お子さんの指がまっすぐ伸ばすことができないとのことで、形成外科に受診されました。
熱傷後の瘢痕拘縮という状態でした。
通院を継続していたらこのようなことにはならなかったと思います。
このままでは手の成長障害がくるため、全身麻酔にて植皮を行いました。
- 植皮後半年の状態
指をまっすぐ伸ばすことができるようになりました。
熱傷は、深さによって治療方法が変わります。
そのため、きちんと経過が落ち着くまで通院が必要な疾患であることを理解していただけるとありがたいです。
おおにし形成外科クリニック
〒792-0005
愛媛県新居浜市江口町4-2
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- 診療科目形成外科 / 美容皮膚科 / 美容外科